楽天カードと楽天銀行カードの違いが分かる3大要素。これで自分に適したクレジットカードが分かります。

決済

こんにちは。仁科(@nishina555)です。

楽天のクレジットカードは年会費が無料かつ高還元率で有名です。

『楽天市場を使わない人にもオススメ?私が楽天カードを使う5つの理由』でも説明をしたように、楽天のクレジットカードには多くのメリットがあります。

持っておいて損はないカードなので、既に楽天のクレジットカードを持っている人や、これから申し込みをしようと考えている人は多いのではないでしょうか。

楽天のクレジットカードには大きく分けて、楽天が管理をしている楽天カードと、楽天の子会社である楽天銀行が管理をしている楽天銀行カードの2種類があります。

楽天カードと楽天銀行カードは2枚持ちはできないため、どちらかを選ぶ必要があります。

しかし、この2種類のクレジットカードですがパッと見ただけだと違いがわかりにくいんですよね。

そこで今回は楽天カードと楽天銀行カードの違いの説明と、それぞれのクレジットカードがどのような人に向いているのかについてはなしをしたいと思います。

なお、今回楽天カード楽天銀行カードについて解説をする僕は、楽天のクレジットカードを10年近くメインカードとして利用しているヘビーユーザーです。
支払いに関するものは基本的に楽天のクレジットカードで済ませているため、カードがボロボロになってしまうくらいにカードをつかっています笑

自分の楽天銀行カード

私生活を通じて楽天のクレジットカードの情報と触れ合ってきているので一般の人に比べると楽天に関する情報は詳しいと自負しています。

こんな人にオススメの記事です。
  • 楽天カードと楽天銀行カードの違いを知りたい人
  • 楽天のクレジットカードを使おうと思っている人
  • 楽天スーパーポイントを効率的にためたいと思っている人

楽天カードと楽天銀行カードの違い

楽天カード楽天銀行カードの違いについて表にまとめると以下のようになります。

楽天カード 楽天銀行カード
対応ブランド VISA, Master, JCB JCB
クレカ付随機能 楽天Edy, 楽天ポイントカード 楽天銀行キャシュカード
引き落とし口座 選択可能 楽天銀行のみ
家族カード あり なし

この中でも上記の3つ『対応ブランド』『クレカ付随機能』『引き落とし口座』について詳しく説明をしていきます。

対応ブランド: 楽天カードは全ブランド、楽天銀行カードはJCBのみ

楽天カードで利用できるブランドはJCB、Master、VISAです。一方、楽天銀行カードの場合はJCBのみです。

もし、VISAかMasterのクレジットカードを探している場合なら楽天カード一択となります。

また、VISAとMasterはJCBと違い国内だけでなく海外でも利用できるのが強みです。
ですので、クレジットカードを1枚も持っていない場合やメインカードとして楽天のクレジットカードを考えている場合は楽天カードがいいでしょう。

VISAかMasterで悩むのであればVISAのほうが知名度が高いためVISAを選ぶといいでしょう。

一方、ブランドには特にこだわりがないという場合や、JCBのクレジットカードを探している場合であれば楽天銀行カードか楽天カードのどちらかを選択することになります。

クレカ付随機能: 楽天カードは楽天Edyと楽天ポイントカード、楽天銀行カードは楽天キャッシュカード

楽天カードには楽天Edy楽天ポイントカードの機能がついています。一方で楽天銀行カードには楽天銀行キャッシュカードの機能がついています。

「楽天ポイントカードってなに?」

「楽天銀行キャッシュカードと楽天銀行カードって名前似てるけど違うの?」

楽天には様々なサービスがあるため、上記のような疑問を持つ方もいると思うので、機能ごとに分けて説明をしていきます。

楽天カードは楽天Edy機能によって電子決済ができる

楽天EdyはSuicaやPASMOをはじめとする電子マネーのひとつです。

楽天Edyの機能が楽天カードにはついているため、例えば電子マネーの楽天Edyには対応しているけれど、クレジットカード支払いはできないといった店舗でも楽天カードを差し出すことで支払いを済ませることができます。

楽天Edyは200円で楽天スーパーポイントが1ポイントつきます。
楽天カードでの支払いの場合100円で1ポイント付与されるので、どちらでも支払いができるのであればクレジットカード払いの方が多くポイントをためられます。

一方、楽天銀行カードには楽天Edyの機能はついていないです。

もし楽天銀行カードを持っている人が楽天Edyで支払いをしたい場合は、楽天Edyカードを別で持つか、楽天Edyのスマホアプリを利用してスマホで支払うという形になります。

楽天Edyカード
楽天Edyアプリ画面

ちなみに、自分は楽天銀行カードを所有していますが、楽天銀行カードと楽天Edyアプリの二つを組み合わせてキャッシュレス生活を実現させています。
基本は楽天銀行カードで支払い、クレジットカードが無理ならスマホをかざして支払いを済ませるといった感じです。

楽天カードは楽天ポイントカードの役割も果たすのでポイント二重取りが確実にできる

楽天ポイントカードとは、楽天と提携しているお店での買い物や食事で利用できるポイントカードのことです。

例えば以下のようなカードが楽天ポイントカードです。
楽天ポイントカード

楽天ポイントカードの仕組みは、TSUTAYA加盟店のコンビニなどでTSUTAYAカードを出すとポイントがもらえる仕組みと同じです。

ポイントは100円ごとに1ポイント付与されます。対象の店舗はこちらで確認できます。有名なところだとマクドナルドミスタードーナッツなどがあります。

楽天と提携している店舗での支払いに楽天カードを利用すると、楽天カード利用でもらえるポイントと、楽天ポイントカード提示でもらえるポイントの両方がもらえることになります。つまり、ポイントの二重取りが実現できます。

楽天カードにはすでに楽天ポイントカードの機能がついているため、クレジットカードの他に楽天ポイントカードを別で提示する必要がありません。
そのため、楽天カードで支払いをしていれば自分が意識することなくポイントの二重取りを確実に行える仕組みになっています。

一方、楽天銀行カードの場合、楽天ポイントカードの機能はないため、楽天と提携している店舗でポイントの二重取りしたい場合は楽天銀行カードと楽天ポイントカードをそれぞれ提示する必要があります。

もしくは、楽天ポイントカードにはスマホアプリがあるので、楽天銀行カードとスマホを提示することでポイントの二重取りができます。

楽天銀行カードを利用している僕の場合は、楽天Edyのスマホアプリに楽天ポイントカード機能がついているので、楽天銀行カードとスマホを提示してポイントの二重取りを実現していました。

楽天Edyのサイトにもあるようにバーコードを提示するとポイントがたまる仕組みになっています。
くわしくは楽天ポイントカード機能をご覧になってください。

楽天銀行カードは楽天銀行キャシュカードとして使えるので急な場面でもすぐに現金をおろせる

楽天銀行キャッシュカードは名前の通り楽天銀行からお金をおろすためのキャッシュカードです。

楽天銀行キャッシュカードは以下のようなカードです。
楽天銀行キャッシュカード 

楽天銀行カードには楽天銀行キャッシュカードの機能がついています。つまり、クレジットカードとキャッシュカードが一体となったカードが楽天銀行カードということになります。

キャッシュカードが一体となっているため、楽天銀行カードさえ持っていればいつでも現金をおろすことができます。
もともと、楽天銀行はATM手数料が最大7回/月も無料で利用できるネットバンクなのでATM利用との相性がとてもよいです。

一方、楽天カードはキャッシュカードの機能がないため、楽天カードと楽天銀行キャッシュカードの2枚持ちになります。

楽天カードでもクレジットカードのキャッシング枠を利用すればATMでお金はおろせます。しかし、キャッシングは名前の通り『お金を借りる』ことを意味します。
そのため、キャッシング枠を利用すると金利手数料が必ず発生するので、クレジットカードでお金をおろすことはあまりオススメできないです。

ちなみにクレジットカードにおいて、お金をおろす時に使われる枠がキャッシング枠であるのに対して、買い物で利用するときの枠はショッピング枠と呼ばれます。

楽天銀行カードの場合はキャッシュカード機能が存在しているので、急に現金が必要になった時もクレジットカードのキャッシング枠を利用することなくATMでお金をおろすことができます。

引き落とし口座: 楽天カードは口座選択可能、楽天銀行カードは楽天銀行のみ

楽天カード全国の銀行・信用金庫・信用組合を引き落とし口座として指定できますが、楽天銀行カードの場合は楽天銀行のみとなっております。

楽天カードで引き落とし口座として登録できる金融機関一覧は引き落とし口座に登録できる金融機関一覧表をご覧になってください。

楽天銀行以外の口座を既に開設しており、その口座を利用したいという場合は楽天カード一択となります。

しかし、個人的には楽天のクレジットカードを利用するのであれば楽天銀行を引き落とし口座に指定するのがオススメです。

楽天のクレジットカードの引き落とし口座に楽天銀行を利用することで得られるメリットは以下の3点です。

引き落とし口座を楽天銀行にするメリット
  • 楽天銀行から楽天カード利用の引き落としがあった場合、普通預金金利が2倍になる
  • 楽天市場の買い物でもらえる楽天スーパーポイントが+1倍(楽天スーパーポイントアップ)
  • 会員のランクに応じて毎月3~9ポイントの楽天スーパーポイントがもらえる

特に普通預金金利のメリットがかなり大きいです。楽天銀行はネットバンクということもあり、もともと0.02%と高金利なのですが、2倍になることでさらに高金利な0.04%となります。

どれくらい利率が高いかというと、例えば三井住友銀行であれば0.001%なので、40倍もの金利がつくということになります。

各メリットの詳細については楽天、楽天銀行のホームページをご覧ください。

まとめ

今回は自分の経験談も交えながら楽天カードと楽天銀行カードの違いについて説明をしました。

今回説明した3点の比較軸で考えると楽天カードと楽天銀行カードのどちらを選べばいいか決めやすくなると思います。

今回の話をまとめると以下のようになります。

楽天カードはこんな人にオススメです
  • 世界中で使えるVISA, Masterブランドのクレジットカードが欲しい人
  • 楽天Edy利用やポイントカード提示もクレジットカード1つで済ませたい人
  • 引き落としの金融機関に楽天銀行以外を考えている人

楽天銀行カードはこんな人にオススメです
  • JCBのクレジットカードを探している人、もしくはJCBでも問題がない人
  • 現金をよく引き落とすのでキャッシュカード機能が欲しい人

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