こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。
ぼくは業務委託(準委任)でフリーランスエンジニアとして案件に参画しています。
案件探しの過程ではフリーランスエンジニア向けエージェントを活用しました。
ぼくが実際に利用したエージェントの一覧は実際に利用して分かったフリーランスエンジニア向けエージェント比較まとめで紹介をしました。
今回は実際にぼくが利用したエージェントのうち、ポテパンフリーランスについて紹介をしたいと思います。
ネットに書いてある情報をまとめるだけでなく、実際に利用したからこそ分かったメリット・デメリットについて経験談も交えながら話ができればと思います。
結論をはじめにいうと、ポテパンフリーランスはWeb案件(特にRuby)に強く、技術について理解のある担当者から案件を紹介してもらいたいと思っている方にオススメのエージェントとなっています。
また、ぼくもポテパンフリーランス経由でRubyのWeb案件のオファーを実際にいただいた経験があるので、実績ベースでメリット・デメリットを紹介しようと思います。
なお、執筆現在(2019年5月)の執筆者(ぼく)のスキルやバックグラウンドは以下のようになっています。
- 東京在住および勤務
- 29歳
- エンジニア歴6年
- スキルセット詳細
目次
ポテパンフリーランスの運営会社について
ポテパンフリーランスは株式会社ポテパンによって運営されています。
ポテパンではポテパンフリーランスの他に転職者向けサービス『ポテパンキャリア』や、プログラミングスクール『POTEPAN CAMP』を運営しています。
ポテパンの設立は2014年と、他のエージェント運営会社に比べると歴史の浅いスタートアップ企業となっております。
企業情報をまとめると以下のようになります。1
社名 | 株式会社ポテパン |
所在地 | 東京(渋谷) |
設立 | 2014年9月1日 |
事業内容 | フリーエンジニア案件サポート エンジニア転職サポート エンジニア就活サポート プログラミングスクール メディア運営 |
ポテパンフリーランスの基本情報について
ポテパンフリーランスは『技術に精通したキャリアコンサルタントの在籍』『CEOによる案件の紹介』など、少数精鋭で案件のマッチングを行なっているのが特徴のエージェントです。Rubyを中心にWeb案件全般を得意とします。
ポテパンフリーランスの基本情報は以下のようになっています。
所在地 | 東京(渋谷) |
案件数 | 約4,000件 |
支払いサイト | 30日 |
ポテパンフリーランスのメリット・強みについて
以下では、ポテパンフリーランスを利用して感じたメリット・強みについて紹介したいと思います。
CEO自らが案件を紹介!技術に詳しい担当者による確かな案件のマッチング
こういった不満はエージェントを利用したエンジニアあるあるだと思います。
特に、大手エージェントになればなるほど対応がマニュアル化されるため、担当者に技術的な専門性を求めるのは少し厳しいかもしれません。
しかし、ポテパンフリーランスは少数精鋭のエージェントですので、担当者が技術について理解できなくて苦労した・技術に詳しい人と話をしたい、という方にオススメのエージェントです。
たしかに具体例がないと説得力に欠けますよね。
ぼくはRuby案件を探していたので、Ruby案件が得意と評判のポテパンフリーランスはもともと利用するつもりだったのですが、ぼくのキャリアカウンセリングを担当してくれた方はポテパン代表取締役社長 CEOの宮崎大地さんでした。
宮崎さんは実際にコーディングもされている方ですので、技術ベースでキャリア・案件相談をすることが可能です。
ポテパンフリーランスのサイトには『技術に詳しいエージェント』というフレーズがやたらと目につき、「技術に詳しい担当者といっても他のエージェントとたいして変わらないんだろうなー」と当初はちょっと懐疑的だったのですが、実際に登録をしてみると文字通り技術ベースで相談をすることができました。
ポテパンフリーランスではエンジニアのキャリアアップや安心して長期で参画できることを重視しているため、案件紹介をCEOの宮崎さんが自ら担当しているとのことでした。
例えば、Ruby案件を探している場合、エージェントによってはRubyと名前のつく案件を無造作に送る方法を採用しているところもあります。
しかし、ポテパンフリーランスでは担当者が技術を理解しているため、それぞれのエンジニアにマッチングした案件を紹介してくれます。
ぼくの場合、ポテパンフリーランス経由でRuby案件を紹介してもらう際、Elixir(Rubyに似ている関数型言語)の案件も紹介していただきました。
チャレンジングかつマッチングもしていそうな案件も紹介できるのは技術がわかっているエージェントだからこそだと思います。
なにより、CEOの宮崎さんと1対1で話せるという貴重な体験ができるのも少数精鋭のポテパンフリーランスならではのメリットだと思います。
ぼくがキャリアカウンセリングをうけた際はスキルセットの確認や案件紹介だけでなく、今後勉強しておいたほうがいい言語や独立するためにやるべきことなどもCEOの宮崎さんに相談させていただきました。
講師業の副業案件もあるので柔軟な働き方ができそう
ポテパンが運営しているプログラミングスクールPOTEPAN CAMPではRubyをメインに教えています。
ぼくがちょうどRubyの案件を探していたということもあり、プログラミングスクールの副業案件(コードレビューの案件)もキャリアカウンセリングのときに紹介をしてもらいました。
フリーランスエンジニアを目指す人の中には柔軟な働き方を求めている人も多いと思います。
ポテパンフリーランスでは副業案件とフリーランス案件をうまく組み合わせることで自分にあった働き方を実現できると思いました。
ポテパンフリーランスのデメリット・弱みについて
ここまででポテパンフリーランスのメリットについて紹介をしました。
しかし、実際にエージェントを利用すると当たり前ですが負の側面も見えてきます。
以下では、ポテパンフリーランスを利用して感じたデメリット・弱みについて紹介したいと思います。
週5日未満の案件はそこまでない
ポテパンフリーランスでは週5日未満の案件も取り扱っているとサイトや広告に記載されていますが、やはりメインは週5日常駐の案件です。
ですので、週5日未満で働くことを前提に案件を探す場合はあまりオススメのエージェントではありません。
もし週5日未満で働きたいのであれば、週5日未満の案件を中心に扱っているエージェント(Workship AGENT(ワークシップエージェント)など)を利用する方がいいと思います。
ポテパンフリーランスはどちらかというと『週5日常駐を考えているんだけど、もしあるのであれば週5日未満の案件も紹介してもらいたい』といったモチベーションの方にオススメです。
【経験談】単価については他のエージェントとほとんどかわらない
ポテパンフリーランスでは『高単価』『エンド直・元請け豊富』といったキャッチコピーをよく見かけますが、それはポテパンフリーランスに限った話ではありません。
名前を聞いたことのあるエージェントであればほとんどの場合エンド直・元請けの案件を中心に取り扱っています。
ぼくはポテパンフリーランス経由で企業へ面談にいき、Ruby案件の正式なオファー金額を提示された経験があるのですが、正直に言うと、少なくともぼくの実績ではポテパンフリーランスだから単価がとても高かったというわけではありませんでした。
案件探しをCEOの宮崎さんに相談できる点はポテパンフリーランスの強みだとは思いますが、ポテパンフリーランスでいっている『高単価』『エンド直・元請け』という部分については、正直そこまで強みではないと感じました。
ポテパンフリーランス経由で実際にオファーをいただいた経験をもとに率直な感想をいうと、単価に関してはポテパンフリーランスは良くも悪くも一般的なエージェントといった感じでした。
福利厚生の制度は特になし
エージェントによっては案件参画中のフリーランスエンジニア用の福利厚生のサービスを用意しているところもあります。
しかし、ポテパンフリーランスではそのようなフリーランスエンジニアのための福利厚生は特に提供されていません。(2019年5月現在)
もし福利厚生を重視しているのであればオススメなエージェントではないかもしれません。
まとめ
以上で強み・弱みを含めたポテパンフリーランスの紹介を終わります。
ポテパンフリーランスは福利厚生面のサポートこそないですが、技術のわかる担当者に案件を紹介してもらえるエージェントとなっております。案件はWeb案件(特にRuby)を得意としています。
「担当者が技術に関して全然理解してなくてはなしにならなかった!」とエージェントに不満をもった経験のあるエンジニアにはオススメのエージェントとなっています。
ポテパンフリーランスは少数精鋭のスタートアップ系エージェントですので、ポテパンフリーランスとその他の大手エージェントを並行利用して比較してみるのもいいかもしれません。
ぼくも大手エージェントとポテパンフリーランスは並行して利用をしましたが、大手・スタートアップそれぞれのエージェントよさが見えてくるのでオススメです。
- Web案件(特にRuby)を探している
- 技術のわかる担当者とやりとりをしたい
- Web系でトレンドな言語やFWなどをキャッチアップしていきたい
なお、ポテパンフリーランスのキャリアカウンセリングはおよそ40分でした。
面談では事前提出したスキルシートをもとにヒアリングや案件紹介をしてもらいました。
ヒアリングについては希望単価や興味のあるサービス分野などについてざっくりとは聞かれましたが、エンジニアのバックグラウンドについてはそこまで深く聞かれた印象ではありませんでした。
ですので、相談したいことや今後のキャリアプランや案件で重視する点などがある場合は、エンジニア側から伝えられるようにキチンと準備しておくとよいでしょう。
技術のわかる担当者がいるエージェントを利用したいという方はぜひポテパンフリーランスに登録をしてキャリアカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。