こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。
旅行や出張などで成田国際空港を利用する機会は多くあります。
しかし空港はそこまで頻繁に訪れる場所でもないため、いざ行く機会があってもアクセス方法がイマイチわからない人も多いのではないでしょうか。
特に電車で成田国際空港に行く場合、京成線やJR線の線路が複雑なのでわかりにくいです。
そこで今回は成田国際空港へ電車を利用して行かれる人向けに、成田国際空港に行く電車について紹介をしたいと思います。
目次
成田国際空港へ行く電車の種類について
成田国際空港公式WEBサイト『電車でのアクセス』には以下のように記載されています。
電車でのアクセスには、成田スカイアクセス線、京成本線、JR線がご利用いただけます。
公式Webサイトの説明の通り、電車で成田国際空港に行くには『成田スカイアクセス線』『京成本線』『JR線』のいずれかの線路を利用することになります。
より詳細に分類すると以下の表のようになります。
成田国際空港へ電車で行くための方法
鉄道 | 線路 | 列車 |
JR東日本 | JR線 | 成田エクスプレス |
京成電鉄 | 成田スカイアクセス線 | 京成スカイライナー |
アクセス特急 | ||
京成本線 | 一般列車 | |
イブニグ(モーニング)ライナー |
以下では各線路について詳しく紹介をします。
都心・埼玉・横浜を通る成田エクスプレスが運行するJR線
JR線で成田国際空港へ行く場合は『成田エクスプレス』を利用します。
成田エクスプレスとは東京近郊・埼玉・横浜を運行する、JR線の特別急行列車のことをいいます。
英語表記のNarita Expressをもじって、N’EX(ネックス)と略されることもあります。
成田エクスプレスの運行経路には大宮方面、高尾方面、大船方面の3系統のルートが存在しており、路線図は以下のようになっています。↓
西東京・埼玉・横浜方面から成田国際空港へ行く場合や、京成線(後述)が通らない新宿・池袋を利用する場合は『成田エクスプレス』がオススメです。
なお、成田エクスプレスを利用する場合は乗車券の他に特急券が必要です。
成田エクスプレスの乗車券・特急券はえきねっとでWeb予約ができ、みどりの窓口や券売機で事前にチケットを受け取れます。
キャリアのメールアドレスがある場合は携帯がチケット代わりになる『えきねっとチケットレス』の利用も可能です。
えきねっとの利用方法の詳細についてはえきねっと『お受け取り・お支払い方法』をご覧ください。
スピーディーな京成スカイライナーも運行する成田スカイアクセス線
成田スカイアクセス線とは京成電鉄によってつけられた愛称で、正式名を京成成田空港線(成田空港線)といいます。
成田スカイアクセス線には一般列車の『アクセス特急』と、特別急行列車の『京成スカイライナー』の2種類が存在します。
『アクセス特急』の運行経路は青砥から日暮里方面と品川方面の2系統に分岐しており、路線図は以下のようになっています。↓
『アクセス特急』は一般列車ですので乗車券のみで利用ができます。また、青砥から押上 → 品川へと線路が続いている点も大きな特徴です。
品川駅周辺に住んでいる場合は『アクセス特急』がオススメです。
一方、『京成スカイライナー』の路線図は以下のようになっています↓
京成スカイライナーが停車する駅は以下の4駅です。
- 京成上野
- 日暮里
- 空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)
- 成田空港(成田第1ターミナル)
『京成スカイライナー』は『アクセス特急』とは違い特急券が別途必要ですし、品川方面には運行しません。
しかし、詳細な比較はあとで紹介しますが、京成スカイライナーはアクセス特急の約半分の時間で成田国際空港に到着できる圧倒的なスピードが大変魅力的な列車です。
上野駅や日暮里駅を利用する場所は『京成スカイライナー』はオススメです。
京成スカイライナーの乗車券・特急券はWeb予約をした後に窓口で受け取ることができます。また、携帯・スマートフォンを利用したチケットレスサービスも利用可能です。
京成スカイライナーのチケット購入方法については京成電鉄『スカイライナー情報 チケット購入のご案内』をご確認ください。
船橋ルートを通る京成本線
京成本線は京成電鉄のうち、京成船橋を経由する線路のことをいいます。
路線図は以下のようになっています↓
京成高砂から東松戸方面(北総線)にいくのが先ほど紹介した『成田スカイアクセス線』、京成船橋方面に行くのが『京成本線』です。
成田スカイアクセス線と京成本線は違いをまとめると以下のようになります。
- 京成本線は京成高砂から京成船橋を経由して成田空港へ行く
- 成田スカイアクセス線は京成高砂から東松戸を経由して成田空港へ行く
- 成田スカイアクセス線は青砥から押上 → 品川へと線路が続いている
京成本線には一般列車の快速特急や特急が運行しているので、京成本線の沿線を利用される方はこちらの電車を利用するとよいでしょう。
なお、京成本線の駅は京成スカイライナーの経路には含まれていないのですが、通勤の時間帯に限り『イブニングライナー』『モーニングライナー』と呼ばれるスカイライナー車両を利用した通勤用列車が運行しています。
『イブニングライナー』『モーニングライナー』を活用することで京成本線の駅でも京成スカイライナーに乗ることができます。
しかし運行している本数が少なく、成田空港手前の成田駅が終着駅のケースがほとんどですので、京成本線の場合は京成スカイライナーが利用できないと考えておいた方が良いでしょう。
『イブニングライナー』『モーニングライナー』の運行情報などの詳細は京成電鉄『イブニングライナー・モーニングライナーのご案内』をご覧になってください
JR線・京成電鉄の電車で成田国際空港に行く際の所用時間と料金の比較
ここからは成田国際空港までかかる時間と料金について比較をしたいと思います。
列車の中でも成田国際空港にいく際に利用される機会の多い『アクセス特急』『成田エクスプレス』『京成スカイライナー』の3種類について比較をしたいと思います。
なお、今回は2019年11月現在の時刻表にて『平日17時に空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)駅着』という条件で所用時間を計算1 2しているため、時間帯によっては結果が異なる場合があるのでご了承ください。
共通して日暮里駅に停車する『京成スカイライナー』と『アクセス特急』を『日暮里駅発〜空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)駅着』で比較すると以下のようになります↓
『日暮里発〜空港第2ビル着』の比較
列車 | 所用時間 | 料金 |
京成スカイライナー | 36分 | きっぷ運賃 1,270円 + 特急料金 1,250円 |
アクセス特急 | 55分 | きっぷ運賃 1,270円 |
共通して品川駅に停車する『成田エクスプレス』と『アクセス特急』を『品川駅発〜空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)駅着』で比較すると以下のようになります↓
『品川駅発〜空港第2ビル着』の比較
列車 | 所用時間 | 料金 |
成田エクスプレス | 63分 | きっぷ運賃1,520円 + 特急料金1,730円 |
アクセス特急 | 77分 | きっぷ運賃 1,550円 |
料金を抑えるのであれば乗車券のみで利用できるアクセス特急がオススメです。
一方、出発駅が異なるので正確な比較にはなりませんが、所用時間の短さを重視するのであれば京成スカイライナーがオススメです。
どの列車を利用するのがベストなのかは人によって利用する駅や時間帯が異なるため一概にはいえませんが、上記の比較表も参考にしていただければと思います。
まとめ
以上で成田国際空港へ電車を利用して行く場合の比較と列車の紹介を終わります。
- 日暮里駅・上野駅を利用するなら京成スカイライナー
- 横浜・埼玉・西東京から来る人、新宿駅を利用する人は成田エクスプレス
- 品川駅を利用する人はアクセス特急
- 京成船橋周辺の場合は京成本線の特急・快速
- 料金を抑えたいなら乗車券のみで乗車可能なアクセス特急・京急本線
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