退職でやることは?4ステップで理解する退職手順マニュアル

働き方

こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。

退職は昔に比べるとずいぶんと身近なものになりつつあります。

しかし、実際に退職をしようと思っても、どういった手順で退職を進めていけばいいか意外とわからないものです。

そこで今回は自分の体験をもとに、どのように退職の準備をしていけばいいか解説をしたいと思います。

今回はこのような疑問に答えていきたいと思います。↓

  • 退職って辞表とか出す必要あるの?どうやって出すの?
  • 退職しようと思ったらまずは誰になんの話をすればいいの?

具体的な退職の手順

退職の手順は以下のようになっています。

退職のおおまかな流れ
  1. 退職日を考える
  2. 残りの有給休暇を確認し、退職までのスケジュールを考える
  3. 退職までのスケジュールを上司へ報告
  4. 退職届を提出し、正式に文面で退職を伝える

以下では各手順について解説をしていきます。

1. 退職日を考える

まずは退職日の目処をつけます。

民法上は退職の意思表示から2週間を過ぎればいつでも辞める事ができます。
ただし、会社の就業規則によって退職可能なタイミングについて規定が設けられている場合もあります。その場合は就業規則に従いましょう。

一般的には、1ヶ月から1ヶ月半先を退職日にすることが多いです。

可能であればプロジェクトがあまり忙しくない時や四半期の切り替わりのタイミングなど、キリが良いときを退職日にするといいでしょう。

とはいえ、会社が忙しくない時なんて実際はそんなにないのも事実です。
会社に在籍している間は次々と新しいタスクが降ってくるわけですから自分が暇になるときなんてそうそうないでしょう。

個人的な意見ですが、どんなタイミングであろうと迷惑を全くかけずに退職をするなんて不可能です。
ですので、退職を決めたら現状の仕事の忙しさなどもあると思いますが、ある程度割り切って退職の準備を進めていきましょう。

余談ですが、退職後フリーランスになる予定の人は月末退職がオススメです。

損をしない退職日は?フリーランスになるためのオススメ退職日

2. 残りの有給休暇を確認し、退職までのスケジュールを考える

有給休暇の消化は退職日までに行う必要があります。
もし、残っている有給休暇をまとめて消化しようと考えている場合、実質的な最終勤務日は有給休暇消化の前日となります。

例えば、1ヶ月(20営業日)先を退職日に設定したとしても、有給休暇が10日残っている場合は10日しか働けません。

有給休暇の残り日数を確認して余裕をもった退職日の設定をしましょう。

退職日と最終出社日ってどう違う?有給休暇はいつ消化すればいい?

3. 退職までのスケジュールを上司へ報告

退職日や有給休暇の消化について上司へ報告します。

退職の旨を社内の人に伝える場合は一番はじめに直属の上司に報告するようにしましょう。

一般的には、『退職の旨を聞かされた直属の上司が、さらにその上の上司に報告をし、最終的な退職の承認を得る』という流れになっています。

また、会社によって退職に関するフローやルールがあるかもしれません。
ですので、上司に報告するこのタイミングで今後の退職に関する手続きについて確認をするとよいでしょう。

もし転職活動をしている場合、退職の報告は転職先が決まってからがいいのか、転職活動をする前がいいのかという疑問があると思います。
これに関してはどちらが正解ということはありません。ぼくの場合は転職先が決まった段階で上司に退職の旨を報告をしました。

個人的には、退職の旨を伝える際は相談ではなく報告の形をとったほうがスムーズに話が進むのでオススメです。
ですので、ある程度退職をする意思が決まっているのであれば、転職先が決まった段階で退職の報告をしたほうがいいと思います。

4. 退職届を提出し、正式に文面で退職を伝える

退職の旨と退職日の目安について承認がおりた段階で正式な退職届を提出します。

退職届が受理されれば自分が設定した退職日に退職をすることになります。

ドラマや漫画などでは上司の席に行き『辞表』と書かれた封筒をいきなり提出するシーンをよく見かけます。
しかし、実際に退職をする場合はまずは口頭で退職の承認をもらい、その後に退職届を提出するという流れになります。

退職のテンプレートはネットで調べればたくさん出ていますし、会社で用意されている場合もあります。会社の指示にしたがって退職届を書きましょう。

ぼくの場合は、以下のサイトを参考に退職届を提出しました。

まとめ

以上で退職までの手順について自分の経験をもとに説明しました。もし退職を考えている場合は参考にしていただければと思います。

ツイッター(@nishina555)もやっているので質問などあれば連絡してもらえればと思います。特に、ぼくの本業がエンジニアなのでIT業界の質問があれば聞いてください。