こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。
キレイなスライドを作る上で図形や文字の配列を整えることはとても重要です。
図形などの配置を整列させるときに役に立つのがグリッド線です。グリッド線とはgrid(格子)状の線のことをいい、グリッド線があることで同じ高さや均等な幅がすぐにわかるようになります。
PowerPointを使っている人であればグリッド線にはなじみがあると思います。
PowerPointではチェックボックスのON・OFFでグリッド線の表示を制御できます。
ところが、KeynoteではPowerPointのようにグリッド線を簡単に表示させる機能が用意されておりません。
グリッド線はスライド作りをする上で役に立つものなのでKeynoteでも表示をさせたいと思う人も多いでしょう。
そこで今回は個人的におこなっている、Keynoteでグリッド線を表示させる方法について紹介をしたいと思います。
なお、今回利用するKeynoteのバージョンは8.3となっています。
基本的にはグリッド線がなくてもガイドがあるのでキレイな配置はできる
Keynoteでは図形や文字を移動させると黄色い線が出てきます。この線はガイドと呼ばれています。
同じ高さ・中心・等間隔などの位置でガイドが適宜表示されるため、グリッド線なしでもキレイな配置が実現できます。
ガイドの設定は『Keynote → 環境設定 → ルーラ』でおこないます。
ガイドを補助線として利用する方法
位置に応じて適宜表示されるガイドは便利なのですが、常に表示されている補助線が欲しいという場合もあると思います。
ここではガイドを利用した補助線の引き方について紹介します。
まずはルーラを表示します。ルーラとはスライドの上と左に存在するruler(定規・目盛り線)の部分のことをいいます。
ルーラの表示は『表示 → ルーラを表示 (Command + r)』で行います。
次にルーラを補助線として配置したい位置までドラッグすればOKです。
これでガイドが常時表示されるようになり、補助線としての役割を果たせます。
ガイドを隠す場合は『表示 → ガイド → ガイドを隠す』で行います。
もしくは、ガイドをスライド外にドラッグすればOKです。
マスタースライドのガイドを編集すればグリッド線として使い回し・活用ができる
さきほど、ルーラから補助線が引く方法を紹介しました。
しかし、毎回スライドで補助線を引くのは少し手間がかかります。
そこでマスタースライドを活用します。マスタースライドとはKeynoteのスライドのテーマを指し、自作テーマをつくるときなどに活用します。
マスタースライドに補助線を引いておくと補助線の使い回しができるようになります。
ここではマスタースライドを活用したグリッド線の引き方について紹介したいと思います。
マスタースライドを開き、さきほど説明した手順で補助線を引いていきます。
補助線を縦横均等にならべることで、PowerPointでよく見るグリッド線(格子線)を作ることができます。
マスタースライドを終了させ、新規スライドとして先ほど編集したマスタースライドを呼び出すとグリッド線が表示されるのがわかります。
マスタースライドで設定されたグリッド線の表示・非表示は『表示 → ガイド → マスターガイドを表示』で制御します。
さらに、グリッド線の引かれたマスタースライドをスライドのテーマとして保存することでいつでもグリッド線の使い回しができるようになります。
テーマの保存方法などについては以下の記事を参考にしてください。
まとめ
以上でKeynoteでグリッド線を引く方法について紹介を終わります。
- ルーラからドラッグするとガイドを補助線として利用できる
- ガイドを縦横に均等に並べることでグリッド線として活用できる
- マスタースライドでグリッド線を引いておけば、グリッド線の使い回しができるようになる
この記事がいいなと思いましたらツイッター(@nishina555)のフォローもよろしくお願いします!