こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。
前回、Keynoteでスライドのテーマを自作する方法について紹介をしました。
このように思う人もいるかもしれません。
確かに、クオリティの高いスライドを作るにはある程度センスも問われるでしょう。
デザインという言葉を聞くと「デザイン = センス」と考える人も少なくないはずです。
しかし、デザインやスライド作成にはある程度原則やルールが存在しているので、それを知っているだけで出来栄えが全然変わってきます。
そこで今回はイケてるデザインのスライドを作る上で学んでおくといいオススメの資料や参考書について紹介をしたいと思います。
今回紹介するイケてるスライドの定義について
『イケてる』という言葉は抽象的すぎるので、まずは言葉の定義からしたいと思います。
今回紹介するスライドのデザインは学会の研究発表、説明会資料、勉強会のLTなどでの利用を想定しています。
ですので、聴講者にスライドに書かれた内容がわかりやすく伝わるデザインのことを『イケてる』と表現します。
逆に、TEDのようにスピーカーが壇上をうろうろ歩きながらおこなう発表でよくみかける、『1枚の写真だけ貼りつけられたスライド』や『数字だけ記載されたスライド』などのような、インパクト重視で情報量がないスライドについては今回のイケてるデザインの定義からは外れるものとします。
見やすいプレゼン資料の作り方
スライドを作る上で知っておくべきルールについて説明した資料です。
こちらはデザインよりもスライド作成のルールのほうに重点をおいた内容となっています。
登壇・LT・研究発表などで利用するスライドを作成する際に非常に参考になります。
ぼくも修士学生で研究発表を頻繁にしていた時期にかなり参考にしました。
なお、こちらのスライドの作者は本も執筆されています。
『伝わるデザインの基本』(後述)と似ている部分もありますが、Amazonのレビューも高いですし、一読する価値はあります。
ノンデザイナーズ・デザインブック
タイトル通り、非デザイナー向けのデザインガイドブックです。
ノンデザイナーズ・デザインブックはスライドに特化した内容の本ではないのですが、パンフレットや名刺などを例にデザインの原則について体系的に学べる良書です。
近接・整列・反復・対比というデザインの4大原則、配色の決め方などについて学べます。
デザインの原則を知ることでそれなりにイケている作品が作れるようになります。
『センスがないからぼくはデザインは無理』と思っている人におすすめの本です。
伝わるデザインの基本
デザインの中でも特にスライドにおけるデザインについて特化した内容の本となっています。
スライドに関するデザインはこちらの書籍を読めば十分でしょう。
本を通じてイケてるスライドがどういったものを指すのかもわかってきます。
また、こちらは特設サイト上でも情報が公開されています。
『伝わるデザイン』
まとめ
今回はスライド作成をするにあたって参考になる書籍とリンクについて紹介をしました。
ぼくはまだまだデザインについては勉強中の身なので、今回紹介した資料にはとてもお世話になっています。
個人的には、“『見やすいプレゼン資料の作り方』でスライド作りのルールを学ぶ → 『ノンデザイナーズ・デザインブック』でデザインの原則を学ぶ → 『伝わるデザインの基本』でスライドのデザインを学ぶ”という手順で学習するのがオススメです。
無料のものもありますので、デザインについて学びたい方はぜひ一読することをオススメします。
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