Type-CをつないだMacがインターネット(Wi-Fi)につながらないのでルーターを変更して対処した話

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こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。

ぼくはMacBook Proを愛用しており、自宅ではデュアルディスプレイにしています。

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しかし、MacBook Proをデュアルディスプレイにするとなぜか家のWi-Fiとの接続が切れてインターネットにつながらないという現象がおきました。

原因を先にはなすと、どうやらデュアルディスプレイをするために接続していたType-Cによって無線通信の電波干渉が発生し、Wi-Fiにつながりにくかったようです。

今回はぼくとおなじように自宅でMacがインターネットにつながりにくくなった人むけに解決方法の紹介をしたいと思います。

MacがインターネットにつながらないのはType-Cのケーブルが原因かも

ぼくのMacBook Proがインターネットにつながらなかった時の状況をまとめると以下のようになります。

自宅でMacBook Proがインターネットにつながらなかったときの状況
  • スマートフォンやタブレットはインターネットにつながる
  • デュアルディスプレイにしなければMacはインターネットにつながる
  • デュアルディスプレイにするとMacはインターネットにつながらなくなる

つまり、Type-Cに接続したときだけ家の無線環境でインターネットに接続できないという現象がおきていました。

Type-Cは2.4GHz周波数帯域で電波の干渉を起こすらしい

Wi-Fiで利用できる周波数帯域には2.4GHzと5GHzの2種類が存在しています。

簡単に2.4GHzと5GHzの違いについて説明します。

2.4GHzは壁などの障害物に強いのですが、Bluetoothや電子レンジなど多くのデバイスで利用される周波数帯域のため電波の干渉を受けやすいという特徴があります。

一方、5GHzのほうは電波の干渉は少なく、2.4GHzと比較すると回線速度が高速なのですが、壁などの障害物には弱いという特徴があります。

まとめると以下のようになります。

2.4GHz周波数帯域の特徴
  • 壁などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすい
  • Bluetoothや電子レンジなどで使われている周波数帯域のため干渉をおこしやすい
  • 5GHzと比較すると通信はおそい
5GHz周波数帯域の特徴
  • 壁などの障害物に弱い
  • 電波の干渉が起きにくい
  • 2.4GHzと比較すると高速な通信が可能

いろいろ調べてみるとType-C(USB3.0、3.1系)は2.4GHzの周波数帯域と電波の干渉をおこすらしいです。

Type-Cが2.4GHz周波数帯域に対して電波干渉を起こすという事象については、Intelからも紹介をされています。

Wi-Fiルーターによって利用できる周波数が異なる

Type-CによってWi-Fi接続の電波が干渉される現象を防ぐには大きくわけて2つ方法があります。

1つ目は『接続デバイスの距離を離す』、『Type-Cと接続する場所を変更する』といった物理的な対処方法です。

2つ目はWi-Fiで利用する周波数帯域を2.4GHzから5GHzに変更するという方法です。

先ほど紹介したように、5GHzの周波数帯域を利用したほうが2.4GHzと比べるとインターネットの速度向上も期待できますし、なによりType-Cとの電波干渉を気にする必要がなくなります。

そこで早速Wi-Fiで利用する周波数帯域を2.4GHzから5GHzに変更をしようと思ったのですが、うまくいきませんでした。

というのも、Wi-Fiルーターによって利用できる周波数帯域が異なり、ぼくが使っていたWi-Fiルーターは5GHzの周波数帯域に対応していなかったからです。

無線通信には『IEEE802.11(アイ・トリプルイー・ハチマルニ・テン・イチイチ)』という規格が存在していおり、まとめると以下のようになっています。

規格 周波数帯 最大通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps
IEEE802.11n 2.4GHz 600Mbps
5GHz 600Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps

Wi-Fiルーターには11a11acのような表記があるので、11に続く英字を確認することで対応する周波数帯域を確認できます。

もしくは、Wi-FiのSSID(Wi-Fiの接続先の名前)をみることで対応している周波数を確認できます。
例えば、『XXX-G-XXX』みたいな感じで『g』という識別子がついている場合は2.4GHz、『XXX-A-XXX』みたいな感じで『a』という識別子がついている場合は5GHzの周波数帯域を利用しています。

ぼくのWi-FiルーターのSSIDには『xxxx-G-xxxx』というものしか存在していなかったため、5GHzには対応していないということがわかりました。

5GHz対応のWi-Fiルーターを新しく購入

今回ぼくは以下のWi-Fiルーターを買いました。こちらのWi-Fiは2階建て3LDKの部屋にまで対応していますし、Wi-Fiも9台まで接続が可能となっています。↓

ワンルームに住んでおり、Wi-Fiの同時接続も6台あれば十分という場合は以下のWi-Fiルーターがよさそうです。値段もお手頃ですし、なによりコンパクトな形となっています。↓

Wi-Fiルーターが届いたらモデムに接続し、初期設定を完了させればOKです。

Wi-Fiルーターの初期設定については、同封されているセットアップ手順書に書いてあります。
もしくは、バッファローのWi-Fiルーターを使う場合であれば公式サイトにQAが書いてあるので参考にするとよいでしょう。

まとめ

以上でMacBook Proがインターネットにつながらなかった問題の解決方法の紹介を終わります。

5GHzのWi-Fiルーターに変えてしばらく経過していますが、Type-Cを接続していてもインターネットに切れることもなく安定しているので、電波の干渉が解決したようです。

インターネット通信の速度も5GHzの周波数帯域を利用したほうが早いので、もし同じような状況で悩んでいる方はこの機会に5GHzを利用してみてはいかがでしょうか。

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