目次
はじめに
ブログをやりたいと思っている人はWordPressという単語を聞いたことがあると思います。
WordPressを利用することでブログのカスタマイズや管理が容易になったり収益をあげたりすることができます。
WordPressによるブログ運営をオススメする理由については以下のエントリーで説明をしました。
ブログ始めるならWordPressが超絶おすすめな3つの理由
しかし、WordPressでいざブログを始めようと思っても何から始めていいのかよくわからないという方も多いと思います。
WordPressを利用したブログを開設するには大きく分けて以下のような項目があります。
- 独自ドメインの準備
- サーバーの準備
- サーバーと独自ドメインの連携
- WordPressをサーバーにインストールする
- アクセスの確認
- SSL化
今回はこれらの手順ごとに説明をし、ブログにアクセスできるところまでを解説していこうと思います。なお、この記事ではレンタルサーバーはロリポップ!ドメイン取得サービスはムームードメインの利用を推奨しており実際にそれらのサービスを例に説明をしていきます。
本記事の内容をリニューアルし、新しい記事を作成しました。こちらの記事は情報が古いため、下記関連記事を参考にしていただければと思います。
独自ドメインの準備
まず独自ドメインの準備をします。ドメインとはインターネットでアクセスするための「住所」のようなもので、このブログで説明すると
「https://nishinatoshiharu.com」の「nishinatoshiharu.com」の部分になります。
ドメインには無料のものと有料のものがあり、有料で取得するものを独自ドメインといいます。費用はドメインによりますがだいたい年間で1000円程度です。
無料のものは例えばはてなブログなどのブログサービスを利用する時やレンタルサーバーを借りるときに付与されるものです。例えばはてなブログの場合「<ユーザーID>.hatenablog.com」などがブログを開設する際に付与されます。
ブログを開設する場合、無料ドメインで運用してもいいのですがその場合以下のようのデメリットがあります。
- レンタルサーバーを新しくした場合、ドメインが新しくなるため今まで積み上げてきたブログのSEO対策(検索での引っかかりやすさ)を0からやり直さないといけない
- 検索エンジン(Googleなど)では同じドメインからでは2件以上ヒットしないようになっているため、ブログサービスのドメインを利用していると検索にヒットしにくくなる
つまり、無料ドメインだと自分のブログを資産として築いていくのが難しくなるわけです。ですので、有料にはなるものの独自ドメインを取得することをオススメします。
では、どこでドメインを取得すればいいのかですが、ムームードメインというドメイン取得サービスをオススメします。他にもドメイン取得サイトとしてお名前.comなど他にもあるのですが、ムームードメインをおすすめです。理由は後述するオススメのレンタルサーバーであるロリポップ!とムームードメインは同じGMOペパボが運営をしており、サービス連携が容易であり初心者にも分かりやすいからです。
実際にアクセスすると以下のような感じになると思います。
ドメインを検索するとcom、jp、netなど様々なものが用意されておりドメインによって値段が異なっていることが分かります。
どのドメインを選べばいいのかですが、個人的な用途であればcomが一番おすすめです。実際多くのブロガーのブログドメインはcomになっていると思います。
他にもjpもおすすめです。理由としてはcomは世界中誰でも取得できる「商業組織用」に対してjpは日本国内にいる人間しか取得できないということがあり信用がとても高いからです。しかしjpは利用料が割高なため、法人利用などでなければcomで十分だと思います。
ドメインを決定したら実際にドメインの契約に進んで行くのですがこのときレンタルサーバーを利用するにチェックを入れます。これでレンタルサーバーも同時に契約できるようになります。(もちろん、レンタルサーバー代は別途支払うことになります。)
ここで出てくるWHOIS情報公開代行についての補足です。ドメインを取得するとそのドメインの所有者が誰なのかその情報を公開することを義務付けられています。所有者の名前・住所・電話番号などです。個人名を知られたくない場合などはWHOIS情報代行を利用することでドメイン会社(この場合で言えばGMOペパボ)がドメイン会社の情報を代わりに掲載してくれるようになります。WHOIS情報は代行してもらうことでプライバシーの保護になるため特にこだわりがなければ代行してもらいましょう。
これで独自ドメインの取得とレンタルサーバーの取得が完了しました。
サーバーの準備
今回はドメインとレンタルサーバーを一括で申し込んだのでサーバー準備の手順は省けるのですが、サーバーの概要を理解するために説明だけしておきます。サーバーはブログ記事をインターネット上に公開するために必要なもので、ドメインを「住所」に例えるならばサーバーは「土地」にあたります。(ブログはその土地に立てる「家」になります。)サーバーの種類としては主に以下の3つがあります。
- レンタルサーバー
- VPS
- クラウドサーバー
初めてWordPressを利用したブログを構築するのであればおすすめはレンタルサーバーです。理由はコストが安く設定が簡単だからです。VPSを利用すればサーバーを自分で色々いじることができますし、クラウドサーバーを利用すれば簡単にサーバーのスケールアップすることができるのですが個人ブログでは初めの段階ではそこまで考えなくていいと思います。
レンタルサーバー中でも特におすすめなのがロリポップ!です。理由としてはコストの安さです。よくロリポップ!に対してサーバーのスペックが低いせいでサイトが重くなったりアクセスできなくなったりするなどの評判がありますが、正直始めはパフォーマンスのことは意識しなくていいと思います。ブログの人気が高くなりアクセスができないという不満が出てきたときになって初めてサーバーのスペックを意識するので全然遅くないです。
サーバーと独自ドメインの連携
では、次にサーバーとドメインの連携を行ないます。
ムームードメインにログインし、「ドメイン操作 -> ムームーDNS」を選択します。その後、先ほど取得したドメインに対してロリポップ!のサービスを利用するようにチェックを入れます。
以下のようにドメインとサービスが紐づいて入ればOKです。
WordPressをサーバーにインストールする
次にWordPressをサーバーにインストールします。レンタルサーバーの場合、WordPressを利用するユーザーが多いため管理画面から簡単にWordPressがインストールすることができます。ロリポップ!についても同様です。一方、VPSやクラウドサーバーなどはサーバーにログインしてWordPressを手動でインストール作業をする必要があり、多少面倒です。これもレンタルサーバーを初心者におすすめする理由です。
ロリポップ!でのWordPressのインストールですが、まずはレンタルサーバーの管理画面にログインします。ログイン情報はドメイン契約時に届いたメールに記載されています。管理画面にログインしたらWodPress簡単インストールを選択します。ここでWordPressに関する設定を行なっていきます。
「検索エンジンによるサイトのインデックスを許可する。」とは、ブログの記事を検索で引っかかるようにしていいかということです。検索に引っかからないとブログにアクセスが集まらないのでチェックはつけたままでOKです。
アクセスの確認
ここまで自分のサイトがインターネットに公開することができ他のでアクセスの確認をしてみます。実際にアクセスできるようになるためには設定の準備などがあるためすぐには繋げないです。数時間程度時間を要することがあるのでしばらく待ちます。
これでブログをインターネット上に公開することができるようになりました。実際にドメインにアクセスして以下のようにページが開けたらOKです。
忘れてはいけないSSL化
さて、これでブログにアクセスすることができたのでOKなのですが、SSL化をちゃんとしてあげましょう。SSL化とはセキュアなウェブサイトにするためのもので、サイトのURLをhttpではなくhttpsで始まるように修正するものです。SSL化しないとGoogleの検索ランキングからの評価も下がりますし、安全なウェブサイトとしてユーザーに提供することもできなくなります。
Let’s Encrypt(レッツエンクリプト)という、ドメインさえあれば無料でSSL化できるものをロリポップ!では利用できるのでこちらを使います。管理画面では「セキュリティ -> 独自SSL証明書導入 -> 独自SSL(無料)を設定する」でSSL化の設定をすることができます。
以下のようになって入ればSSL化されています。
これでセキュアな状態のブログを公開することができました!
次に、WordPressのダッシュボード画面の「設定」 -> 「一般」を選択し、WordPressアドレスとサイトアドレスをhttp
からhttps
に変更して保存します。
まとめ
今回はWordPressでブログを公開するまでの手順について説明しました。最後にまとめると以下のようになります。
- ブログを本格的にやりたいならWordPress
- ドメイン取得はムームードメイン、レンタルサーバーはロリポップ!を利用する
- ドメインはcomを利用
- SSL化はちゃんとしましょう。