こんにちは。仁科(@nishina555)です。
自分は本業でのエンジニアに加えて副業でエンジニアをやっており、先日初めてクラウド会計ソフトを利用して副業の確定申告を行いました。
クラウド会計ソフトの中でも自分は「会計知識が全くない人でも直感的に利用できる」というキャッチフレーズのfreeeを利用しました。
今回はfreeeで確定申告するための具体的な手順を経験談をもとに説明していきたいと思います。
特に「正社員として働き、週末や平日の夜に副業を行う」というワークスタイルの方の参考になるかと思います。
まずは登録
まずはfreeeの会員登録をします。freeeは無料会員でも確定申告のツールを利用することができます。(ただし、後述しますが無料会員では確定申告に必要な書類のPDF出力ができないので、1ヶ月分だけでも有料会員になった方がいいと思います。)
会員登録の手順については以下の記事を参考にしてみてください。
ログインをすると、メニューページに確定申告に関するリンクがあるのでクリックします。
基本
まずは基本情報を入力します。
ここでは氏名や住所などを登録していきます。なお、副業の場合の確定申告は白色申告を選択します。
収支
次に「収支」の入力をします。以下でもう少し詳しく説明していきます。
収入と支出を記入
確定申告のメインとも言える部分である1年間の収入と支出を入力します。
「取引タブ」 ->「取引(収入・支出)」と選択すると記入画面にいきます。
ここで経費などを記入していきます。freeeの入力画面では勘定科目がカテゴライズ化されており直感的でわかりやすかったです。
カテゴリーにはよく使われる勘定科目しかないため、存在していなければフリーワードで勘定科目を入力すると選択できます。
例えば「会議室」はフリーワードで入力してあげると以下のように選択できます。
確定申告に慣れていないと「何が経費として計上できるのか」、「どの勘定科目に分類すればいいのか」という点で悩むことが多いと思います。
副業の確定申告をする上で、どの経費がどの勘定科目になるかは以下の記事にまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
そのほかの項目を記載する
取引の記述を終えたらそのほかの項目についても埋めていきます。
記入方法ですが、いくつか設問が用意されており、それに対して「はい」か「いいえ」で答えてく方式になっています。
そして「はい」を選んだ項目について具体的な金額を記述していきます。
記入するものは主に以下の二つだと思います。
- 本業の収入
- ふるさと納税
本業の収入に関しては、会社からもらった源泉徴収票をを参考にします。
ふるさと納税した場合は「どこにいくら寄付したか」を記入します。(この辺りも直感的でわかりやすいですね。 )
確認画面
ここまでくると確定申告に必要な書類を作成してくれます。
今回は副業の白色申告なので以下の書類が作成されます。
- 確定申告書B 第一表
- 確定申告書B 第二表
- 収支内訳書
有料会員の場合、作成した書類をPDFで出力してくれますので、それを税務署に提出すればOKです。
無料会員の場合、PDF出力のオプションはありませんが、直接入力編集というボタンから確定申告書Bの情報を見ることができます。
しかし、収支内訳書の内容は依然として見ることはできません。
収支内訳書に記入する金額は「収支」の部分で実際に入力した収入額と支出額を勘定科目ごとに計算して算出すれば自分で書けます。
しかし、わざわざ計算するのも面倒なので、freeeで確定申告の書類作成を全て行いたい場合は有料会員に登録した方が良いです。
なお、freeeの有料会員は1ヶ月分の980円から登録できます。
例えば、2月から有料会員を1ヶ月契約する場合は2月分は無料ですがその翌月の3月の会費を有料会員登録時に払うことになります。
提出する
この項目では基本情報で記入した提出方法の具体的な手順が書いてあります。
e-Taxは環境構築が面倒ですし、直接税務署に提出しに行くのは時間がかかりますので個人的におすすめなのは「郵送での提出」です。
まとめ
今回はfreeeを利用した確定申告の手順について説明をしました。
悩んだ部分としては「なにが経費として計上できるのか」、「どの勘定科目に分類すればいいのか」といった点で、それ以外の部分に関しては特に詰まることなくスムーズに確定申告の作成を進めることができました。
クラウド会計ソフトを利用することで作業時間も削減できるので是非利用してみてはいかがでしょうか。