プライベートリポジトリをGitLabからGitHubに変更する方法

git

こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。

2019年1月からGitHubでもプライベートリポジトリの作成が無料でできるようになりました。 1

今まではGitHubでプライベートリポジトリを作成するには課金をする必要がありました。
GitLabやBitbucketでは無料でプライベートリポジトリを作成することができるため、ソースコードを非公開で管理したい時はそれらのサービスを利用してきた人も多いと思います。僕もそのうちの一人です。

今回から仕様変更によりGitHubでも無料でプライベートリポジトリが作成できるようになったので、早速GitLabで管理していたリポジトリをGitHubに移動させ、利用するサービスをGitHubに統一させました。

今回はリモートリポジトリをGitLabからGitHubに変える手順について説明をしたいと思います。

リモートリポジトリの向き先の確認と変更方法

具体的な手順について説明をする前に、コマンドの紹介をしたいと思います。

リモートリポジトリに関する操作は『git remote』コマンドを利用します。

gitで管理されているローカルディレクトリがどこのリモートリポジトリで管理されているかは以下の方法で確認できます。

$ git remote -v

リモートリポジトリを変更する場合は以下のようにします。

$ git remote set-url origin {URL}

GitLabからGitHubにリポジトリを変更する方法

次にGitLabからGitHubにリポジトリを変更する手順について説明します。

今回はGitLabにあるworkというリポジトリをGitHubのworkというリポジトリに移動させたいと思います。

GitHubにリポジトリを作成

まずは移動先となるリポジトリをGitHub上で作成します。
リポジトリを作成すると、リモートリポジトリのURLが確認できます。

githubでプライベートリポジトリを作成する

リモートリポジトリの向き先を変更する

先ほど作成した移動先のGitHubリポジトリをリモートリポジトリとして設定します。

$ git remote set-url origin git@github.com:nishina555/work.git

リポジトリ変更後、pushする

実際にリモートリポジトリの向き先が変わったか確認します。
以下のようにURLがgithubになっていればOKです。

$ git remote -v

origin git@github.com:nishina555/plan.git (fetch)
origin git@github.com:nishina555/plan.git (push)

以下のコマンドでGitHubにpushできるようになっていれば設定は正常に完了しています。

$ git push origin HEAD

ちなみに、git pushで利用しているHEADは『現在のブランチをpushする』場合に利用します。

git pushといえば、origin {ブランチ名}という説明が多いですが、現在のブランチをpushするのであれば
git push origin HEADを利用すればブランチ名を確認する必要がないので便利なので覚えておいて損はないでしょう。

まとめ

今回はGitLabからGitHubにリモートリポジトリを変更する手順について紹介しました。

今回のまとめ
  • リモートリポジトリの確認は『git remote -v』
  • リモートリポジトリの変更は『git remote set-url origin リポジトリ名』

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